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---どうせなら楽しまなくちゃ!主婦!!---
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★☆ ネットdeインタビュー ★☆
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【 出会いとその魅力 】

気になるサイトのオーナーに直撃インタビュー! 

栄えある第1号は、ジャジャ〜ン、器のお店、『土庵』さん。たくさんある器サ
イトの中から白羽の矢を立てたわけは、器・料理・ webデザインと3拍子揃って
ステキの一言。またまたこのサイト、開設4ヶ月というから驚き。今回特別に、
電脳マムのために5月の食卓コーディネーションも披露していただきました。
さあ、『ネットdeインタビュー』のはじまり。

土庵さんのサイトを初めて訪れた時、感じたこと。ネットなのにその向こうに作
り手の姿が見える。そしてそれを愛する店主の姿が見える。なぜなんだろう?
その魅力を探りたくて、取材を申し込んだ。


◆ 運命的な器との出会い ◆

一人の主婦が、毎日使う器を探し求めていた。でも好きな器がなかなか見つから
ない。そんな彼女が出会った、後藤義国さんの器。

「ずっと探していたものだ、って瞬間に心惹かれました。その器は、なんの飾り
もないシンプルな粉引の器、品のいい口がついたもの。私が初めて買った和の器
です。その器に心惹かれてから、少しづつ集めて、もう4年くらい。毎日使って
も、見飽きることもなく、使い込むほど、どんどん好きになっていく。器から料
理や花だけではなく、その器がある空間までも楽しむことを知ったのです」

惚れこんだその器を買うためだけに、年に 2、3度、土庵さんは益子に出向いた。
こんなに好きになれる器って、そんなにないだろう、それなら、自分で紹介させ
て頂こうと、直接、後藤さんにお願いした。それがネット土庵の始まり。





後藤 義国の作品は、どこかアンティークのような雰囲気が漂います。手にしっくりと馴染む感じ、口にふっと触れる感じ、その感覚はとても優し気な心地よさ
 (土庵サイト後藤義国さんの紹介ページより)


◆ いい器って、なんだ? ◆

開店準備中の土庵さんがいつも思っていたこと。“いい器”ってなんだろう。た
くさんの器を見れば見るほどわからなくなっていったと言う。

「実際に手にして器を選ぶことが出来ないインターネット、本当に自信を持って
販売できるものを探したい。そんな想いがいつも自分の中にあって、いつのまに
か、追い詰められたような気分になっていました」

そんな時に、鈴木秀男さんの個展で、またもや衝撃的な出会いが。

「それは、もう、この素人が見ても、明らかに、これがいい器だっ!て思いまし
た。その場に3時間くらいは動けないでいたんです。私は、それまでの想いを、
思わず鈴木さんにぶつけていました」

   「いい器」ってどんなものでしょう?と聞くと、
   「いい器?」
   「そんなの好みだよ!」 がーはっはっはと笑われました。

「あ、そうか。それまでの長いトンネルから、ポンと押されて飛び出した感じ。
“いい器”それは使う人の数だけあるものなんだ。その人が愛着を持って毎日使
い、なんかいいなぁって素直に思えるような器たち。そう気がついたとき、土庵
には、私自身が使い込んで、本当に好きな器だけ置こうと思ったのです。

本当に好きな器であれば、自信を持ってお勧めできる。それは、食器棚の奥の方
に隠れてしまう器じゃなくて、いつもすぐに手が届くところにあって、何より、
料理を盛ってみたいと思えるような器たち」


土と炎のデフォルメの世界。穴窯式登窯を築き焼きしめ・粉引の器を手がける自由に広がる土の形は、炎の中の未知の世界で 鈴木秀男の景色を作り出す。
 (土庵サイト鈴木秀男さんの紹介ページより)




◆ ネットだからこそ、できること ◆

土庵さんのページは、器もいいけど、そこに盛られている料理が実に美味しそう。
ここが他の器サイトと大きく違うところ。器屋の器に料理が盛られている、その
わけは?

「実際にお店でも、器を買うときに、『これ、何盛るの?』って思うことが度々
あります。ましてネットで器の写真だけでは、想像するにも限度がありますよね。

また実店舗だと、作家さんの名前と略歴だけ、名前だけのところもあります。そ
れさえないことも。それ以上のことなんて聞きにくいこともあるし、料理までと
なると難しい。そこで自分が持っている同じ器に料理が盛られているのを見るの
って楽しいかなと、試してみたんです。それがすごく良かったんです。そして誰
かに教えてみたくなりました。それってインターネットだからできたことです。

ネットは手にして選べないという大きなデメリットはありますが、実店舗よりも
多くのメリットもあるのではと思っています。決して売りっぱなしではなく、そ
の後の繋がりを大切にしていきたいということもそのひとつ。それが一番楽しい
ことであって、一番大変なことでもあるかもしれませんが。

作り手の気持ち、その器が生まれてきた理由、その器のいいところ、悪いところ
も、サイトやお客さまとのメールやり取りの中でできる限り話しをさせて頂いて、
そして、最後に土庵の気持ちも一緒に器をお届けしているつもりです。」

サイトにはお客様からの写真やレシピのメールなどが多く寄せられている。開設
して4ヶ月、土庵ファンは着実に増えている。そしてサイトは土庵さんの提案す
る『買ってからも楽しめる』インタラクティブなページに成長している。


◆ 取材を終えて ◆

モノを選ぶ時は、そのモノの背景を知りたい、そしてそれを分かっている店で買
いたい。流行だからとか、かわいい!といった直感だけのモノ選びは、つまらな
い。作る側と使う側がきちんとコミニュケーションできることが大切である。こ
んなことが、ネットでも可能なんだと初めて知った。ネットの軽さばかりが取り
ざたされているが、ネットも捨てたもんじゃない。人と人とのあったかい繋がり
がここにある。





────────────────────● introduce ●──
    『土庵』   http://www.doann.com 
    オーナーが惚れこんだ作家の器を扱う通販サイト
オーナーのやさしさが伝わってくる、とってもインタラクディブな器のサイト

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