年末になると、お酒を飲む機会が増えますね。最近は、おしゃれな雰囲気のワインも人気です。ちょっと高級そうなイメージですが、1000円以下のお手軽ワインもたくさんあります。今年のボージョレヌーボー(※)も先だって解禁され、ワイン好きの方にはうれしい季節ですね。
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※ボージョレヌーボー( BEAUJOLAIS NOUVEA)とは |
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フランスのボージョレ地方で、その年にとれた葡萄で作られ、その年の11月第3木曜日(今年は11月18日)に解禁される新酒のこと。時差の関係から、日本はより早く解禁の時を迎えることになるため、一時期騒がれましたね。 |
さて、ワインもいろいろありますが、そのラベルの読み方を知っておくと、楽しみが深まります。このラベルはワインの履歴書と同様で、ワインの「名前」「いつ」「誰が」「どこで」造ったか、ぶどうの「種類」「品質分類」「アルコール度数」「容量」といったことまで表示されています。
まずは、「商標」「品質分類名(上級ワインかテーブルワインか)」を理解しましょう。少しずつ経験と知識を積んで、ラベルの情報から自分好みのワインに出会うことが出来ればうれしさも倍増です。実は、ラベルも国によってその表示の仕方は違うのですが、今回はフランスワインのランク。
◆・◆ フランスワインの4つのランク ◆・◆
【ヴァン・ド・ターブル(Vins
de
table)】
日常消費用の一般的テーブルワイン。フランスまたはEC諸国で認可されたぶどうを用いること、さらにアルコール度数、酸度の規定あり。その他の制限はなし。
【ヴァン・ド・ペイ(Vins
de pays)】
生産地が限定されているため、ヴァン・ド・ターブルより地域色が強い。収穫量
や使用葡萄品種にも規定あり。
【VDQS(Vins Delimites da Qualite
Superieure)】
《上質指定ワイン》予めVDQS地域として指定されたエリアで生産されたワイン。行政機関の厳しい規制と管理下にあり、フランスワインの中で占める割合はごくわずか。
【AOC(Appellation
d'Origine
Controlee)】
《原産地呼称統制ワイン》行政機関の厳しい規制事項を満たしたもの。フランスワインの中では最も品質を保証されている。ボルドーワインは、ほとんどAOCクラス。AとCの間の部分に産地名が入る。
ワインってほんとに奥が深い。日本でいうとお米(?)のようなものかと思います。年代モノという点では違いますが、「新潟産コシヒカリ」みたいにぶどうの種類と産地が大いに関係しているのです。「新潟産」でなくても「コシヒカリ」はおいしいでしょ? 「あきたこまち」の方が好きって人もいるでしょ? そういう目でみると、けっこう掘り出し物もあるんじゃないかと思います。
年代モノの高いワインもありますが、値段も手ごろで味もフルーティな新モノは、気軽に楽しむにはもってこいです。わかんなくなったら、遠慮なく店員さんに尋ねてみましょう。
11月22日は「よい夫婦の日」。11月23日は「勤労感謝の日」こんな日にワインはいかが?
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