2002/3/16

【 ほんまもん! 山菜を食す2 】

山菜教室第2弾。食材は今が旬の「ふきのとう」です。『山菜屋どっとこむ』の遠藤さん、お願いしま〜す。

はい! 冬の間に錆びてしまった体を中から元気にしてくれる春の山菜。独特のほろ苦さを持つ「ふきのとう」には、たくさんの効能があります。健胃整腸の薬理効果大、春のだるさ、疲労の解消にも有効。褐色に変化するのは、なんとポリフェノールが多く含まれているからなのです。今回紹介する「ばんけ味噌」は保存が可能で使い回しが利くので、冷蔵庫の中にあると、いつもと違った味のお料理が楽しめますよ。(ばんけとはふきのとうのことです)


まずは、
「ふきのとう」の下処理方法から。**********
1. 大きめの入れ物にたっぷりの水をはり、ふきのとうを浸します。
2. 隣に同じように水をはった入れ物を置きます。
3. 一粒一粒手にとり、お尻(根元)の部分を薄く切り取り、外側の葉を一枚むきます。
4. 処理が済んだものは隣に置いた水に浸していくと効率よくできます。


では、
「ばんけ味噌」の作り方**********
1. 大きめの鍋にお湯を沸騰させ、ふきのとうを茹でます。
(茹で過ぎないように注意)
2. 煮汁が黒ずむので、ザルにあげた後、きれいな水に浸します。
(苦味が気になる方はさらに半日〜一晩水につけておくとよいです)
3. 水気を絞り、細かく刻みます。
4. 鍋に油を熱し、細かく刻んだふきのとうを炒めます。
5. 砂糖と味噌で好みの味に仕上げます。
(好みによってみりんを少し入れると、しっとりと仕上がります)

これで「ばんけ味噌」の出来上がり。あとは、タッパーやビンに入れ替え、
蓋をして冷蔵庫に入れておきます。保存の状態にもよりますが、1週間〜
2週間は心配なく保存できます。

食べ方としては、炊き立てのごはんにのせたり、湯豆腐やふろふき大根に
のせてください。絶品です。


ああ、春の香りのふきのとうが食べたくなってきましたね。そこで、『山菜屋どっとこむ』さんのおすすめの「天然ふきのとう」をプレゼント。ぜひ手に入れて、おいしい春を体験しましょっ。


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続いて、絶品
「ばんけ味噌」を使ったアレンジレシピ**********


【米茄子の焼き味噌仕立て】−−−−−−−−−−−−−−−
 
《材料》
 米茄子
 ばんけ味噌

1.米茄子のヘタを切り、さらに半分に切ります。
2.切り口を上に向けて置いた時に安定しやすいように底の部分を薄く切
  ります。
3.後で食べやすいように、皮の内側に包丁を入れて、さらに肉の部分も
  6等分ぐらいに切れ目を入れます。
  (切込みが裏に飛び出さないように、注意しましょう)
4.油で素揚げにします。(表面がうっすらと、狐色になればいいです)
5.油から揚げた米茄子の表面に「ばんけ味噌」をぬります。
6.オーブン(オーブントースターでもよいです)に並べて焼きます。
7.「ばんけ味噌」の表面に焦げ目がついたらできあがりです。

※米茄子の柔らかさとばんけ味噌の香ばしさがなかなか絶妙〜!


【春の香りのスパゲティ】−−−−−−−−−−−−−−−−−

《材料》
 あさつき(塩を一つまみ入れたお湯でさっと茹でておきます)
 ばんけ味噌
 にんにく(みじん切り、もしくは薄切りにします)
 タカノツメ(お好みでいれてください)
 牛乳(適量です)

1.パスタは、普段と同じ要領で茹でます。
2.フライパンに油を熱してにんにくタカノツメを入れて香りをだします。
3.ばんけ味噌を入れて油となじませます。
4.あさつきを入れて、混ぜます。
5.牛乳を入れてパスタソースのできあがりです。
  (塩などを使って、好みの味に調整してください)
6.パスタを混ぜ合わせてできあがりです。

※あさつきのシャキシャキした歯ごたえがパスタと妙にマッチします。
 また、牛乳とお味噌って、隠し味っぽくなって、結構合うんです。


**********◆ 天然山菜のお店『山菜屋どっとこむ』 ◆**********

天然物の山菜の旬と味にこだわり、ネットでのみ販売をしている山菜屋。
ほんまもん山菜のあれこれを、たくさんの方に知ってもらいた〜い。
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